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新茶の選び方!味の特徴を産地別に。静岡/鹿児島/宇治/狭山

2016/04/15

新茶の季節になるとゆっくりお茶を飲みたくなりますね。贈り物としても人気のある新茶ですがどうやって選びますか?今回は製法や産地別に特徴を紹介します。

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お茶の蒸しの違い

緑茶は最初に生の茶葉を蒸してお茶の持つ酸化酵素の働きを止めてやります。この蒸す工程は紅茶や烏龍茶にはありません。蒸すことで茶色にならず緑色が維持され緑茶ならではの香りや旨味を作っているんですね。この蒸す工程の違いにより味わいや香りも変わってきます。

浅蒸し茶(若蒸し茶)

昔ながらの製法で20秒から長くても60秒程度蒸します。山間の茶畑で育つ茶葉に向くと言われています。

お茶本来の甘く渋みのある味わいになります。茶葉がしっかりしていて粉が少ないので上品で透明なお茶色になります。水の良し悪しや産地の特徴がはっきりでます。

深蒸し茶

昭和50年あたりから静岡で使われ始め、鹿児島でも多く使われている製法です。90秒から200秒くらい蒸すことで旨味が増しさらにまろやかな味わいになります。濃い旨味を手軽に出しやすいことから人気となりました。

渋みが少なくまろやかな旨味が特徴で水の良し悪しの影響も受けにくく飲みやすいお茶になります。茶葉が砕けやすく粉になるので緑色のはっきりしたお茶色になります。

産地別の特徴

お茶には多くの産地がありますが、日本三大茶と言われる静岡茶、宇治茶、狭山茶そして生産量が多くなり最近では狭山茶に変わって日本三大茶とされることもある鹿児島茶を紹介していきます。

静岡茶

茶葉生産量が全国1位の産地です。お茶といえばまず静岡を思い出す方も多いでしょうね。新茶の時期は「4月中旬から5月中旬」になります。

牧ノ原台地・富士山麓・安倍川・天竜川・大井川と多くの有名な産地が存在します。そうしたブランド茶以外の静岡産100%である「静岡茶」は、静岡県内の数種類をブレンドして精製する高い技術で天候などからくる作柄の影響を感じさせない品質を守っています。

煎茶/深蒸し茶が中心。長時間蒸された茶葉に旨味が凝縮しており濃厚な味わいと香りを楽しめます。

鹿児島茶

生産地としての歴史は浅いですが、茶葉生産量が全国2位の産地になります。

新茶の時期は「3月下旬から4月中旬」になります。日本一早く出回る新茶として『大走り新茶』が有名です。

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深蒸し茶が中心で味が濃く香りはやや薄いのが特徴。

宇治茶

昔から高い品質を誇りますが、茶葉生産量は全国4位となります。宇治茶の新茶の時期は静岡、鹿児島に比較して短く「4月下旬から5月上旬」になります。4月の上旬に一番茶に先駆けて特別早く摘まれる『走り新茶』はとても人気があります。

高級ブランド茶としての需要に生産量が不足しており、滋賀、奈良、三重などのお茶と宇治茶をブレンドし精製したお茶を宇治茶ブレンドとして売られています。品質を維持したブレンド技術が発達しており宇治茶を広く楽しめる一因でしょう。

「浅蒸し(普通蒸し)」が中心で、黄金に輝くような色合いにさっぱりとした口当たりで香りたつ上品な味わいです。

狭山茶

茶葉生産は全国8位と多くはないものの昔から日本三大茶と呼ばれ関東で新茶といえば狭山茶というかたも多いでしょう。

静岡茶、鹿児島茶や宇治茶よりの寒い埼玉の南西に位置する狭山市一帯で生産されています。寒さでゆっくりと育つ茶葉は厚みがあり栄養分が多く含まれると言われます。

一般的にお茶の摘み取りは年4回行われますが、狭山では2回しかおこなわれません。そのため希少で生産量も少ないんですね。新茶の時期は「5月上旬から5月下旬」になります。

「狭山火入れ」と呼ばれる独自の焙煎方法で、その香りは「狭山火香(さやまひか)」と呼ばれます。「色は静岡、香りは宇治、味は狭山でとどめ射す」と言われ、甘く濃厚な味と「狭山火香」の独特の香ばしさが楽しめます。

新茶の選びで注意すること

味の違いがなんとなくわかったら最後に注意するところを紹介しておきます。

新茶や1番茶の表記がないのは絶対NGです。新茶100%となると相応の価格になります。安いのはよく見ると『新茶入り』としか表記がないこともあります。表示はよく確認しましょう。

さいごに

ということで新茶の選び方を紹介しました。新茶本来の香りや風味を楽しもうと思ったら浅蒸しが良いと思われそうですね。でも普段からお茶を飲み慣れてない方は、独特の香りや味わいが苦手なケースもあります。その点深蒸しはまろやかで万人に受け入れやすいです。自分の好みやプレゼントされる方の嗜好を確認するとよいでしょう。

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